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ディストリクト国際スピーチコンテストで入賞した当時を振り返って

トーストマスターズが国内で開催する最大級のスピーチ大会。そこに出場した私達のクラブメンバーが、入賞した当時にどんな練習を重ねてどんな気持ちでコンテストに望んだのか、そして大舞台に立って学んだことを臨調感あふれるメッセージでお伝えします。

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2020年5月、心強いたくさんのサポートを受けながら、

ディストリクト国際スピーチコンテストにディビジョンF代表として出場。

 

同年3月、従来の会場での開催をコロナ蔓延防止のため、

初のオンラインコンテストに決定される。

誰もが全く初めての経験をすることになる。

 

繰り返されるリハーサル、打ち合わせ、あらゆるケースを想定し

対応策を練る運営の方々の真剣な取り組み、

そして行き届いた準備が着々と進行していく。


クラブ内外からの温かいサポート。

感謝を深く感じる。

時間を惜しんでの練習。
何回パソコンの前に立ち、スピーチを録画しただろうか。


再生を繰り返し、

何度、目線、ポーズの長さ、声の強弱を訂正し直しただろうか

 

思った通りにできない。

ジレンマ。

 

できるまで練習、練習、練習。


それしかない。

 

コンテストは皆さんとのコラボレーション。
私の使命は自己ベストのパフォーマンスをすること

 

絶対できる!

 

なぜなら、

そう思ったらそうなる

If you believe you can do it, you can do it!
That’s the Magic Formula!

 

 

 

私は8番目のスピーカー。

 

順番がだんだん迫ってくる

 

高まる緊張感。

 

一発勝負。

 

サポートしてくれたお一人お一人の名前を、お顔を想い浮かべる。
ありがとうを唱える、心を込めて。

 

集中力が高まってくる。

 

ついに、私の番が来た!

 

ZOOM Masterが私に声をかける。

 

えっ!私の声が向こうに届かない。

 

突然、画面が真っ暗になる。

 

なんてこった!


よりによってこんな時につながらなくなるなんて。

頭の中、真っ白、焦る。

 

せめてスピーチさせて!

 

落ち着いてと、自分に言い聞かせる。

 

どのくらい経ったろうか。

目の前の真っ暗な画面を通して、みんなの笑顔が見える。歓声が聞こえる。

 

「私は一人じゃない、絶対スピーチできる!

 

なぜなら、

そう思ったらそうなる

If you believe you can do it, you can do it!
That’s the Magic Formula!

 

 

繋がった!


 

ZOOM Masterが優しく私に声をかける。

「大丈夫ですよ」って

 

コンテストチェアーがよく通る声で高らかに私を紹介する。

 

やれる!
 

私にはできる

自己ベストのスピーチを

 

なぜなら 

私はそうなると信じたから

If you believe you can do it, you can do it!

That’s the Magic Formula!

 

 

2020 District 76 International English Speech Contest
The 3rd place winner

Kazumi Watanabe

 

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